両片思いだったのに略奪されて溺愛されました





このまんま、寝てしまえ。


起きたらいないだろうし、知らない。もう




そう瞳を閉じたら、――朝だった。







なわけないじゃん!


ガバッ、と身体を起こしたら頭がガンガンに痛くて「いったぁああ」と、だめ押しの叫び声。


完全に色気なんてものはない。



「何してるんですか」


「き、傷口。大丈夫?――確か、あっちに救急箱が……」


「大丈夫ですよ。お気になさらず」