「猛禽……」 や、ば。 思わずうっかり口にして、私は手で口をおさえた。 「なんですか?ずっと言ってるその猛禽女、って」 「い、いや。なんでも――」 「見苦しいですよ、女性が悪口を言っているのは」 ――わかってんじゃん。 正論を言われて言い返す言葉なんて見つからないけど、 あの子をコイツがかばうのはなんかムカつく。