店内は――なかなかの、盛況。というか、煩い。 「松島で予約してるんですけど」 駆け回る店員をつかまえて、敦史が席を聞いてくれた 案内されたのは、一段上がった座敷の個室。 「オツカレー!」 そう次々に叫び声が重なって、私達もその声に被せた 「凄いね、見晴らしよくて」 渋谷道玄坂を挟んで井の頭線の向こう側に広がる夜景がどこまでも続いている