「まあ、いいけど。お前責任持って送ってやれよ」 「それは困るんですが」 「知るかよ」 ――あ、尾崎さん……。 離れ行く尾崎さんの背中を見つめて、私は夜風の中、首根っこを掴まれたまま、くるりと身をまわした ん、てかなんで坂口くん、ここに? 「貴女って人は」 「あれ、猛禽女は?」 「なんですか、それ」 「猛禽は猛禽だよー」