やれ歳はいくつだ、とか 会社はなんだ、とか ほとんど頭に入って来ない上に、足元がふわふわして完全に心ここにあらず、だ。 ――何やってるんだか。と、目の前に出された美味しい食事を堪能し、ワインも飲んだら……これまた美味しくて、 私は完全に食い気に走った。 「杏ちゃんてさ、彼氏どのくらいいないの?」