両片思いだったのに略奪されて溺愛されました




打ち付けられたオデコがヒリヒリする。


「すみません」


「いや、いーけど」


三浦と入れ替わりで廊下に戻る。




席に戻ると、企画室には桶谷さんしかいなかった


「あれ?坂巻さんは?」


「外出されましたよ」



そう言われて見たホワイトボードには行先が銀座と書かれていた。



「坂巻さんって、ちょっとおかしいですよね」


ボソッ、と。

桶谷さんが身をかがめるようにして私に話しかけた。