両片思いだったのに略奪されて溺愛されました



明治通りを走るバスに乗り込んで、渋谷駅のスクランブル交差点の手前で停車したバスから降車した。


マルイのメンズ館を背に、道を渡り、109の前の道を手前で右折し道に添って松濤に向かい歩く。



人の多さは毎日変わらず、

行き交うのは若い人達ばかりで、楽しそうに笑う声の間を縫うように器用に前進する。





――いつからだろう。


ただ、楽しく時間を消費するだけだったあの頃から



日常の記憶も残らないほど、時の流れがはやくなったのは