「――まあいいです。南が立ち会うのは、現場からの意見をフラットな状態で参考にしてもらえた上で、利益構造を考えたブランディングを坂巻さんにしていっていただけたら――」 「それが駄目だ、ってなってるんでしょ」 「利益が出ないと。仮にも基幹ブランドなんですから」 「そんな難しいこと、誰が出来るっていうの!」 ついに……。 今日もまた、坂巻さんの怒鳴り声が企画室に響き渡った。