両片思いだったのに略奪されて溺愛されました


そしてまた、沈黙。


西外苑通りとの交差点で、見知った顔が向かい側に見えた。






――坂巻さんと、三浦だ。





とても、遠く感じる。


たかだか四車線の幅の国道が、濁流のような蜃気楼を私達の間に線引きをさせた錯覚に陥る。


向こう側もこちらの様子に気がついたようで、ちょうど真ん中あたりの場所で


――私達は、合流した。