両片思いだったのに略奪されて溺愛されました




頭じゃわかっている。


猛禽女に対する嫉妬を仕事に持ち込むのは、お門違いなこと。


猛禽女に抱く嫌悪感を、坂口君にも当てはめるその私の愚かさは。





わかっている。




「じゃあ、その修正を出し終えたら、内線してください」




天と地ほどの温度差で、爽やかな笑顔を見せた坂口君に、私は目を細めて怒りのビームを放った。


いや、そんなビーム出せないけど。