両片思いだったのに略奪されて溺愛されました



「――杏?」



私の名前を呼ぶ、ハジメの声。


さっきまで世界が終わったと思っていたのに、熱だったことさえ忘れてしまうほど、


この恋の熱は、それを上回る








――そう、思った時だった



「……ごめん、杏」