頭の中が完全にこんがらがっていた ――ちょっと、デザイナー舐めてんの? ――生産のこともわかんない新人が 坂口君は……当たり前のことを、口にしただけなのに。 「今日、コレで進めるから。責任は、私が取る」 「そんな意味のない責任はいりません」 「――なっ……」 「それが売れるのが重要なのではなくて、ブランドとして必要なものがイメージの枠の中できちんとコーディネートが組めるかどうかが重要なんですよ?」