両片思いだったのに略奪されて溺愛されました




その声に咄嗟に反応して身体がびくんとはねあがった



「え、と」


声の主は坂口君。

私とハジメは目を合わせてから、坂口君に視線を向けた




「急な差し込みで、今日出さないと納期が間に合わないの」


私がそう言い終わらないうちに、手にしていたサンプルを坂口君がゆっくりと取り上げた