両方か、じゃあ仕方ない。 悪いのは、私か。 「……では、そのように伝えてきます。すみませんでした」 私はそう言うと、三浦からサンプルを受け取り、バッグを肩にかけた。 「体調が良くなくて、このまま会社早退させていただきます」 私のほうなんて見ずに、坂巻さんは一言も声を出さずに俯いたままだった