コツン、と。 眼鏡が鼻に落ちてきた。 「ちょっ!」 「あ、熱ありますね」 坂口君のオデコが私の額にくっついて、眼鏡が私に乗っかっている。 なにこれ 突然すぎて、反射神経すらまともに作動せず、 つか今時、オデコで熱はかる若者いたのか(私でもしないのに) てか、ほんと熱い。 「あ、顔真っ赤ですよ」 「坂口君のせいでしょ」 「ウブいんですね」 ――バカにして。