芯まで冷えた身体があったまる。 ふぅー、と、やっと落ち着いて、ふと我にかえる。 ――あれ? ゲンって結局どこいったんだ? 湯船の中で首をひねってみる。 ――杏しかいなかった、ような…… 家の中には杏しかいない様子だったし、他に人気もなかったし。