迷うことなく、次々と仕様書の寸法の欄に数字を埋め込んでいく 杏の癖は、集中すると唇をリスみたいにもぐもぐとさせるところ 今もモグモグと唇を揉んでいる 小動物みてーで可愛い。 このあとの飲み会のことも 今が何時か、ってことも ――ゲンが今何をしているかも、 俺が、ここにいることさえも 雑念は一切なく、一心不乱にペンを走らせていく