両片思いだったのに略奪されて溺愛されました


どうしたって遅れる時は、遅れるんだけど。




「なぁ、今日夜どうすんの?」


まだ企画室にいた淳史が、今夜の仲間の集まりの話を出した


仲間――というよりも、同じ学校の同窓生の集まりだ




「行けないかな、水嶋さんが急ぎで四型も出せ、なんて言うから」


「終わったら来いよ、お詫びにおごるからさ」


「冗談よ、仕事なんだから。そういうの大丈夫」