好きとかそうじゃないとか抜きにして、杏は大切な友人だ。 当然それは、南ちゃんより優先順位が高い。 「なので、水嶋さんには共犯になって頂きたいです。もちろん、無報酬とはいいません――といっても、私はお金と部下しか水嶋さんにはご用意できません」 「可愛い顔して、いうねぇ」 「それだけ必死だということです」 「好きな男の幸せ願ってやろうとは思わないんだ」 「ハジメ君は私が幸せにしてみせます」 「ねぇ、それ俺になんの得があるわけ?」