「俺のせいにすんなよ~
最初っから
落ちてたことだし~」
「普通さあーっ
拾うでしょ!」
「・・・・じゃー何でお前の
教科書落ちとーん?」
「急いでたから!」
関谷はニヤッと笑い
「意味わかんねえ」
と、言った。
・・・桜井も強いもんだ
関谷に何を言われても
下がらない。
女なのに─。
すると、桜井は
「だったらロッカーに
教科書入れるの
手伝って!」
・・・・・え・・・・・?
「はぁ!?
何で俺があっ!?」
関谷は焦ったように言う
・・・・・・・・・
「いいからっ」と、
桜井は言い
関谷の体にたくさんの
教科書を押し出した。
関谷は
「しょーがねえな・・・」
と、言い
教科書をロッカーの中に
入れるのを
手伝っていた。
─二人で一緒に・・・・
