死ぬまでに、少女漫画のような恋がしたいだけ。


「...」

 本当に、私でいいの?

 嬉しいのに、嬉しくてたまらないのに、言葉が紡げない。

 そうだよ、余命があるから困るだけだよ。

 でも、私だって...

「美來...?」

「私の話、聞いてくれる...?」
「ああ」