死ぬまでに、少女漫画のような恋がしたいだけ。


 いつの間にか日は暮れていて、面会時間もあと30分くらいになった。

 星那ちゃんも、そろそろ帰り支度を始める。

 すると、「あっ」と、何かを思い出したかのように星那ちゃんは椅子から立った。

「星惟、明日は来れると思うよ」
「ほんと?」
「うん。楽しみにしててね」
「わかった!」

 明日は星惟に会えるんだ...やった。