甘く切なく


そして、あの日から数日経つが、相変わらず蓮くんからLINEが届いていた。

{ 今日会える?)
{ 俺の友達がみつ葉に会いたいって。)
{ おい、みつ葉?)
{ 返信くらいしろよ!)

わたしは、蓮くんからのLINEを既読無視し続けていた。

もう蓮くんには会いたくない。
もう、あんな思いしたくない。

すると、家のインターホンが鳴り、ドンドンドン!と玄関のドアを叩く音と共に「みつ葉!居るんだろ?!」と蓮くんの声が聞こえてきた。

わたしは、蓮くんの声を聞き、身体が震え上がった。

「みつ葉!開けろよ!」

鳴り止まないインターホンの音。

わたしは恐怖で涙が溢れてきた。

そして、あまりの恐怖にわたしはスマホを手に取り、ある人の番号を探す。

しばらく会っていないけど、、、思い浮かんだ人の顔は1人しかいなかった。

スマホの向こうで鳴り響くコール音がやけに長く感じた。
早く、早く出て、、、

「みつ葉?どうした?」

久しぶりに聞く、わたしの落ち着ける声。
その声を聞いて、わたしは更に涙が溢れ出してきた。

「匠海!助けて!」