朝、早登校してただけなのに。       第一話

学校に着いたぁ疲れたーー。まだほぼ人はいない。





私はだいたい他の人より早く登校する。





手を繋いで登校してくるカップルを目の当たりにするのが嫌だからというなんとも恥ずかしい理由により、






「はな、また後でねー!」




はなとは今年、クラスが離れちゃった




でも今もこうして仲良くしてくれる。







教室で自習をしていると珍しく一人の男子が早く登校してきた





           

              ...話したことないモテ王子が。






うわー最悪。気まずー





と思った矢先。





「...佐藤さんっ!おはよっ!」




甲高い声が聞こえた





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