君のいる世界





何でも空より劣ってて、



両親からの愛情も貰えず、



学校では友達もいないし、



誰からも必要とされなくて。





物心ついた時から、両親は空しか見ていなかった。



僕が小学校で両親の似顔絵を描いても、空と比べられた。



「あんたも似顔絵描いたの。まぁ、空の方が上手くかけてるかな。」



「絵もこの程度か。」


両親は心無く言い放った。





僕は愛されていない子なんだと初めて自覚した。