バツイチ美女と 御曹司

研吾も秘書たちのお土産にと十個ほど
お任せで買ってくれた。

裕も買うというので無理しなくてもいいと
マリは買わせなかった。

本店の人にというと、何十個も買って
いかなければいけないので大変なのだ。

それにそんなに残ってはいない。

研吾が十個買ってくれたので後十個
ほどしか今日の和菓子は残っていない。

ホテル・ラ・ルミエール東京に
提案したい重箱の話もさらっと裕は
研吾の耳に入れてくれた。

とにかくここの支配人に話を通すように
研吾に言われたが、
研吾は興味を持ったようだ。

ロンドンの四つ星ホテルのスイートルームに
置かれているウエルカムスイーツの話も
知っていて、ロンドンの二階建てバスを
模した缶に入っていることまで知っていた。

それがすごく評判になっていることも…
さすが結城グループの御曹司は抜け目がない

紘一も入れたこの三人が大学生の時に
イケトリと言って騒がれていたのかと
合点がいった。

タイプの違ったイケメン三人だ。

それは、注目度満点だっただろう。

兄の紘一も端っこに入れてもらえてよかった
と思わず、ニンマリしてしまった。