バツイチ美女と 御曹司

外交官のパーテイ会場に行けるような
服装ではないので、マリも戸惑ったがクロエの
心細そうな瞳を見ていると手を放すわけにも
いかず、フロントスタッフに連れられて
六階に行くことになった。  

会場につくと何人かの人があわただしく
走りまわっていた。

この階には庭園もあって
外に出られるようになっている。

クロエはここにいたのと言って
会場を指さした。

丁度庭園のほうから戻ったらしい
とても綺麗な女性が

「クロエ!」

と叫んでこちらに走ってくる。

クロエのママンらしい。

クロエも走っていって、
その女性に飛びついた。

もう彼女は泣いていなくて、自分の冒険談を
得意げにママンに話している。

そしてマリのほうを見てお花をくれた
お姉さんだと話しているようだ。

マリは安心してショップに戻ろうと
踵を返すと