バツイチ美女と 御曹司

そこにはガーデンテーブルとチェアーが
四脚置いてあった。

ほかは何もない。

「そこは全然手が付けられないんだ。
室内をまず整えたいと思って、
そのうち屋上ガーデンにしたいんだけど、
バーべキューも楽しめるようになればいいと
思っているけど、全然手がまわらない」

「忙しいですもんね。
それどころじゃないというのもわかります」

とマリが言うと、裕は苦笑した。

「円山花壇の副社長の家なのにね。
恥ずかしいよ」

と裕は言った。

「とにかくラ・ルミエール東京の
話をしよう。」

二人はマリの提案した重箱のアレンジと
藤原家の和菓子の件を、ホテル側に
どのようにプレゼンするかを話あった。

まずは支配人に話を持っていく必要がある。

マリは重箱に入れる和菓子については、
金平糖がいいと思っていることを裕に話した

昔は藤原屋の名物の一つであった金平糖は、
今ではあまり作られていない。

というか金平糖自体古いお菓子という
イメージがあるからだ。

でも金平糖にはいろんなバリエーションが
可能で、幅が広いお菓子なのだ。