バツイチ美女と 御曹司

マリの兄と裕が大学の同窓生で今でも
付き合いのある親しい間柄だった事も
あり二人の距離は急速に近づいた。

目黒のお店の勤務後週に一~二回、
裕から食事の誘いがある。

休みの日が合うとというか、裕がマリに
合わせてくれるのだが
デートのようなことも…。

定番だが水族館と横浜に行った。

マリは短大を卒業してすぐに結婚したので、
梅原とは学生のデートのようなことは
した経験がない。

裕との時間はとても新鮮で楽しかった。

二十六歳のマリの初デートかもしれない。

美術館やおしゃれなバーにも連れて
行ってもらった。

裕との時間はマリの初めてがたくさんあった

そういうと裕はとてもうれしそうに
笑っていた。

でも離婚歴のある自分と副社長の裕との
この関係を、マリはどう受け留めればいいのか
わからずにいた。

そんなことを考えていると裕に即されて
エントランスに入りコンシェルジェデスクを
通り過ぎてエレベーターに乗っていた。

「マリ疲れた?なんかぼーっとしてるね」

「確かに少し気疲れしましたけど
大丈夫です」