バツイチ美女と 御曹司

プランナーはアメリカ人、新郎はフランス人
だったので、英語とフランス語の通訳も
付いてはいたが、新婦は細かなニュアンスが
そのどちらの言葉でも理解しがたかった
ようで、日本人の感覚で戸惑う新婦の
気持ちが解ったマリが、彼女に寄り添い
説明し安心させることができた。

お城全体でコンセプトも決めた装花の統一性
や新婦のブーケ、親族の控室、ドリンクや
お菓子が用意された前室などに至るまで
徹底したコンセプトによってプランニングが
なされていた。

マリは、その壮大さに驚いた。

例えば会食の場所となる大広間は、
昔はお城の舞踏室だったらしいのだが、
新婦の大好きな《アナと雪の女王》の
コンセプトで、お部屋全体を氷の国のような
イメージに仕上げていった。

当然お花もそのイメージに合わせて
作られていった。

各テーブルのお花も新郎新婦の席には、
アーチを作りまるで花園にいるみたいだった。

当然使われるお花も白のものが大半を占めた。

その中にヒロインのイメージのパープルや
ブルーの花がアクセントになるように
アレンジがされていった。