バツイチ美女と 御曹司

「二人ともありがとう。そんなに言って
もらってうれしい限りだよ。
前向きに考えてみる」

そう言ったら、ナタリーが早速チェーン店の
フラワーショップのオーナーを紹介してくれる
と言って、即電話を掛けてくれた。

すごい行動力だ。

そして明日、話を聞くことができるように
なった。

ちょっとびっくりする展開だ。

その後は、終始四人でご機嫌に飲んだり
食べたり、さまざまの事を話して食事が
終わったのは十時になっていた。

ナタリーはかなり飲んでいたので
タクシーに乗るまでマリが付き添った。

研吾は二人が帰るときにプライベート
ジェットをまた迎えによこすと言って
くれたが、そこまでは申し訳ないし、
裕がこの後ニューヨークの花屋を
視察したいので、少し滞在を伸ばす事に
なるかもしれないと言って丁重に断った。

実際次の日、チェーン店のオーナーに話を
聞いて花の仕入れの状況とかニューヨーク
の花事情を聴くことができた。