バツイチ美女と 御曹司

あとは経理部や税理士と、メールの
やり取りで何とかなるところまで
こぎつけて、各所に仕事の指示を出して
一区切りつけた。

そしてマリが去ってから一週間後の
5月の初旬ゴールデンウイークの
真っただ中に研吾と一緒に、
結城グループのプライベートジェットで
ニューヨークに旅立った。

この一週間睡眠時間を削って仕事の調整
を付けて、食事もただ胃に何かを放りこむ
ような感じで、味も感じずマリのいない
部屋に帰る気にもならず会社に泊まり込む
日がほとんどでただシャワーと着替えに
帰るだけだった。

まだ昼間の方がマリのいない空間でも
我慢できた。

ただ、やるべきことに集中して一分でも早く
マリを迎えに行くために頑張った。

研吾も一緒に行ってくれると言うので少し
気が楽になった。

プライベ-トジェットの快適な空間で裕は
今までの睡眠不足を取り返すように、
ひたすら眠った。

そして、研吾にあと一時間で着くと
起こされた。

美味しい機内食をお腹いっぱい食べて
万全の態勢でマリを迎えに行ける事を
ありがたく思う裕だった。

研吾に感謝しかない。一生恩に着ると
心の中で誓った。