バツイチ美女と 御曹司

「なんだ、昨日の裕の様子ではここは
お葬式の雰囲気になってるんじゃないかと
心配して来たのに案外明るいじゃないか裕。
酒は抜けたか?」

と研吾が当然のように優依の隣の席に
腰かけた。

裕はうん?この二人どうなってんだ?
と思ったものの、今はマリのことが先決だ。

こいつの事は後できっちり吐かせてやる
研吾は無視して裕は優依に話を促した。。

「じゃあ、優依さん今回の事で解っている事を
教えてくれる?」

優依の話によれば、マリとは今年に入ってから
会えていないのだそうだ。

去年の年末に親友四人で忘年会と称して
飲み会をマリのマンションでしたのがマリに
あった最後だそうだ。

その時はマリは本当に幸せそうで、やっと
マリも自分の居場所を見つけて、幸せに
なろうとしているのを実感したと優依は
言った。

裕とのお惚気話もたくさん聞かされた
と優依は言った。

そのあとはラインで連絡するばっかりで、
優依とマリの時間も合わなくて大きな
ブライダルの仕事が入って、てんてこ舞い
していると言っていた。