バツイチ美女と 御曹司

そのプレゼンを見たナタリーは

「さすがね。このプレゼンの案はマリね。
フランスでも装花に関しては、何度も
こんな風に目視できるように説明して
ほしいと言ったのに、結局どこもやって
くれなかった。
マリはその事を知ってたのよね。
お花に関しては、私は全く知識がないから、
全体の雰囲気とイメージが分かるのがすごく
うれしいわ。
とても素晴らしい。
お花に関しては、円山花壇に一任できる。
私は他の事に注力できるので、
すごく助かるわ。
お金のことは心配しないで、思う存分
やってちょうだい。
予算は見積もりの一・五倍取ってあるの。」

それを聞いて、裕も椿もマリも唖然とした。

でもナタリーの信頼がうれしい。

プレゼンのOKが出たので早速チームの
編成が行われた。

ガーデンチャーチを担当するチーム、
会食のボールルームや控室の装花を
担当するチーム、そして写真撮影の
玄関ホールと階段室の装花を担当する
チームの三チームに分けられた。

それぞれのチームのサブリーダーを決めて
デザインに沿って詳細を詰めていった。

リーダーのマリとそれぞれのチームの
サブリーダーとで、各チームの装花を
共有しながら意見を出し合って
決定していった。