バツイチ美女と 御曹司

一度洋館を見てどこにどんな装花をするのか
提案してほしいということだった。

予算は十分とってあるので安心してほしい
とナタリーは言てっいた。

洋館は全体的にはレトロで気品のある雰囲気
に仕上げたいというナタリーの希望だった。

今回は花がメインで全体のイメージも花に
よって作り出したいということだ。

特に庭に作るテントの中のチャーチはお花で
イメージを作り上げてほしいという
難易度の高い注文なのだった。

ガーデンチャーチと洋館のイメージは、
全く違うものなのだが、ウエデイングドレスや
新郎のタキシードなどは着替えの予定は
ないので、花でそのイメージを
創り上げなくてはならない。

だから、今回は装花が一番のポイントになると
ナタリーは力説した。

裕も椿も勿論マリも責任重大だと、
すぐに返事ができなかった。

ナタリーには、三日後に返事をすると、
裕は珍しく慎重になっていた。

ナタリーが帰った後椿はマリに

「十分な予算てどのくらいのことを
いってるのかしら?
マリちゃん想像つく?」

と聞いてきた。マリは

「う~ん、何千万の単位でしょうね」

というマリの言葉に二人とも絶句していた。