ご主人の大使も、少し顔を出してくれて
挨拶もできた。
クロエが迷子になった時のことを、
世話になったと御礼を言われて
恐縮するばかりだ。
ミッシェルがフランス大使の奥様だなんて
パリにいる時も全然知らなかった。
そんな話をしたこともなく、ただ一人の日本人
として友人になってくれたのだ。
フランス人は、あまり誰にでも気を許すことは
ないけれど、一度懐に入れた人には誠実に
相手を思って付き合うのではないかと、
マリは感じている。
ミッシェルもマリにまた会えたことを、
奇跡だと言って喜んでくれた。
マリがフランス大使館の公邸に出入りする
などとても考えられなかったが、
ミッシェルやクロエといるとそんなことは
関係なく気負わずに接していられる。
三時ごろ迎えに来てくれた裕にも、
ミッシェルとクロエを紹介できてよかったと
思うマリだ。
自分の大切な人たちのことを裕にも知って
欲しかったのだ。
今日はイタリアンバルで夕食を取ることに
していたが、まだ少し時間が早いので二人で
映画でも見ようという事になった。
アクシヨン物で前作の続きの第二弾の映画が
昨日封切りになりマリは前作を見ていたので
それを見たいと言ったら、祐も前作を
見ていたようで二人の意見が
ぴったりと合った。
挨拶もできた。
クロエが迷子になった時のことを、
世話になったと御礼を言われて
恐縮するばかりだ。
ミッシェルがフランス大使の奥様だなんて
パリにいる時も全然知らなかった。
そんな話をしたこともなく、ただ一人の日本人
として友人になってくれたのだ。
フランス人は、あまり誰にでも気を許すことは
ないけれど、一度懐に入れた人には誠実に
相手を思って付き合うのではないかと、
マリは感じている。
ミッシェルもマリにまた会えたことを、
奇跡だと言って喜んでくれた。
マリがフランス大使館の公邸に出入りする
などとても考えられなかったが、
ミッシェルやクロエといるとそんなことは
関係なく気負わずに接していられる。
三時ごろ迎えに来てくれた裕にも、
ミッシェルとクロエを紹介できてよかったと
思うマリだ。
自分の大切な人たちのことを裕にも知って
欲しかったのだ。
今日はイタリアンバルで夕食を取ることに
していたが、まだ少し時間が早いので二人で
映画でも見ようという事になった。
アクシヨン物で前作の続きの第二弾の映画が
昨日封切りになりマリは前作を見ていたので
それを見たいと言ったら、祐も前作を
見ていたようで二人の意見が
ぴったりと合った。



