バツイチ美女と 御曹司

そう言って笑っている梅原は
ちょっと不気味だ。

客なら仕方がない。マリは

「承知いたしました。
しばらくお時間いただけますか?」

というとマリが作るのを見ながら待ってるから
ゆっくりでいいと、梅原は笑ってお店の中を
見て回っている。

モダンな医院の感じを思い出しながら、
四角い黒のボックスに水を吸わせたオアシスを
まず透明なビニールで包み英字新聞の
ワックスペーパーで外側を包んで、
黒のボックスの中に入れ込む黒の器から
英字新聞が均等に出るように調整していく。

花は白いカラーを中心にきりっとした感じに
まとめてアレンジをする。

受け付け前のカウンターに置くなら
あまり大きなものは置けないし花が器より
はみ出す様に作っても邪魔になるので
横にあまり広がらないようにまとめた。

そして白の幅広のリボンを黒の器の中心に
巻いて結ぶ。

りぼんがずれないように三ヶ所テープを内側に
止めて完成だ。

モダンだけれど白のリボンがエレガント感も
醸し出してくれる。

アレンジを作るその間約十五分。

迷いのない花選びと素早い製作で定評のある
マリのアレンジだ。