それから数日後の昼、またあの自販機で無糖コーヒーを買う俺。
何となくあの飼料庫から出て来た女が気になって、
いるかもわからないのに、飼料庫に足を向けた。
ガチャン、なかなかの重さがある扉を開け、中に入る。
昼間でも薄暗い室内。少し埃っぽい匂い。
そんな中、陽の光が差し込む、窓際の一際明るい場所、そこで本を読む女がいた。
(…いた)
入口で佇む俺に向けられる女の視線。
「誰?何か用?」
冷たい声で尋ねる。
「…っ、え〜?ちょっと前に俺達会ってるじゃ〜ん?」
「…そう?知らないわ」
そう言いながらもう興味ないとでも言うようにまた本に視線を向けた。
「ねぇ、何読んでんの〜?俺もそっち行ってもいい〜?」
「何故?」
「何故って、君と話してみたいから〜?」
「私は話す事ないわ」
「え〜そんなん言われたら俺、悲し〜」
その時、彼女のスマホが震えた。
何かのメッセージか、それを確認した彼女の表情は
控えめながらも綺麗な微笑みで、今俺と話していた
無表情とはまるで違っていた。
「私もう行くわ、さよなら」
彼女は俺に振り返りもせず、重たい扉を開け去って行った。
ガチャン、扉が締まった音がやたら大きく響いた。
何となくあの飼料庫から出て来た女が気になって、
いるかもわからないのに、飼料庫に足を向けた。
ガチャン、なかなかの重さがある扉を開け、中に入る。
昼間でも薄暗い室内。少し埃っぽい匂い。
そんな中、陽の光が差し込む、窓際の一際明るい場所、そこで本を読む女がいた。
(…いた)
入口で佇む俺に向けられる女の視線。
「誰?何か用?」
冷たい声で尋ねる。
「…っ、え〜?ちょっと前に俺達会ってるじゃ〜ん?」
「…そう?知らないわ」
そう言いながらもう興味ないとでも言うようにまた本に視線を向けた。
「ねぇ、何読んでんの〜?俺もそっち行ってもいい〜?」
「何故?」
「何故って、君と話してみたいから〜?」
「私は話す事ないわ」
「え〜そんなん言われたら俺、悲し〜」
その時、彼女のスマホが震えた。
何かのメッセージか、それを確認した彼女の表情は
控えめながらも綺麗な微笑みで、今俺と話していた
無表情とはまるで違っていた。
「私もう行くわ、さよなら」
彼女は俺に振り返りもせず、重たい扉を開け去って行った。
ガチャン、扉が締まった音がやたら大きく響いた。

