リビングのドアを開けて、
「掃除してないけど、どうぞ」
っと、彼を部屋に入れた。
部屋を見た天真は、一言、
「…誰か来てたのか?」
(あ、美香たちの飲んだお茶、そのままだった)
「あ、うん。美香と明良くんが心配して様子見に来てくれたの。今帰ってとこだったんだよ」
「…明良くん…?」
「美香の幼馴染だよ。覚えてるでしょ?」
「あいつをこの部屋に入れたのか」
「え?入れたよ。友達だし、心配してわざわざ来てくれたんだから」
「…俺以外の男を部屋に入れんじゃねぇよ」
「何言ってんの?美香の幼馴染だよ?」
「関係ねぇ。二度と入れるな」
「なんで?天真に関係なくない?」
そう言って天真を見上げると、強気な発言に反して、瞳はうるうるして口をつぐんでいる。
(なんなのよ…)
「掃除してないけど、どうぞ」
っと、彼を部屋に入れた。
部屋を見た天真は、一言、
「…誰か来てたのか?」
(あ、美香たちの飲んだお茶、そのままだった)
「あ、うん。美香と明良くんが心配して様子見に来てくれたの。今帰ってとこだったんだよ」
「…明良くん…?」
「美香の幼馴染だよ。覚えてるでしょ?」
「あいつをこの部屋に入れたのか」
「え?入れたよ。友達だし、心配してわざわざ来てくれたんだから」
「…俺以外の男を部屋に入れんじゃねぇよ」
「何言ってんの?美香の幼馴染だよ?」
「関係ねぇ。二度と入れるな」
「なんで?天真に関係なくない?」
そう言って天真を見上げると、強気な発言に反して、瞳はうるうるして口をつぐんでいる。
(なんなのよ…)

