「……翠くんも、ドキドキしてるの?」
その質問に答える代わりにあたしを抱き締める腕に少しだけ、ぎゅ、と力が加わった。確認しようと翠くんの胸板に耳を当てると。
ど、ど、ど、どっ。
と、心臓の鼓動がうるさく鳴り響いている。通常の間隔より忙しなく動く心音にあたしは、くす、と思わず笑みを零した。
「笑ってんじゃねーよ」と頭上から低く不機嫌な声が降ってくる。ごめん、ごめん。でも、これは笑わずにはいられないよ。
「だって、翠くんってば、そんな涼しい顔しといて、心臓バクバクなんだもん」
「俺は感情が顔に出にくいんだよ。別に涼しい顔してるつもりはないんだけど」
「可愛いね、翠くん」
「うるせぇわ。口塞ぐぞ」
「っ、い、いま、外だから、それはちょっと、」
いやいやいやっ。
あのキスを今ここでされると色々よくない。
ぶんぶん、と首を横に振って拒否すると「外じゃなければいいのかよ」と翠くんが可笑しそうに笑っていた。
その質問に答える代わりにあたしを抱き締める腕に少しだけ、ぎゅ、と力が加わった。確認しようと翠くんの胸板に耳を当てると。
ど、ど、ど、どっ。
と、心臓の鼓動がうるさく鳴り響いている。通常の間隔より忙しなく動く心音にあたしは、くす、と思わず笑みを零した。
「笑ってんじゃねーよ」と頭上から低く不機嫌な声が降ってくる。ごめん、ごめん。でも、これは笑わずにはいられないよ。
「だって、翠くんってば、そんな涼しい顔しといて、心臓バクバクなんだもん」
「俺は感情が顔に出にくいんだよ。別に涼しい顔してるつもりはないんだけど」
「可愛いね、翠くん」
「うるせぇわ。口塞ぐぞ」
「っ、い、いま、外だから、それはちょっと、」
いやいやいやっ。
あのキスを今ここでされると色々よくない。
ぶんぶん、と首を横に振って拒否すると「外じゃなければいいのかよ」と翠くんが可笑しそうに笑っていた。
