「羽依さん、顔真っ赤」
「だ、誰の、せいだと、」
「───俺のせい、だろ。知ってる」
くすっと形のいい唇が弧を描くとあたしの手に大きな手が触れる。翠くんの手は今日も変わらず、ひんやりと冷たい。
だけど、その手の冷たさとは対照的にあたしを見下ろすヘーゼル色の瞳は熱っぽくて、あたしはその瞳から逃れるように自分のつま先へと視線を落とした。
それでも、翠くんの猛攻は止まらなかった。
さっきまでは、ぎゅ、と手を軽く握られているだけだったのに白魚のように長くしなやかな指があたしの指を絡め取って、恋人繋ぎになる。
びく、と肩が揺れた。
心臓の鼓動がうるさい。
「羽依さん。俺のこと、結構意識してるでしょ」
「…うん。してる、かも、」
「可愛い」
「っ、翠くん、あたしのことからかってるよね」
「だ、誰の、せいだと、」
「───俺のせい、だろ。知ってる」
くすっと形のいい唇が弧を描くとあたしの手に大きな手が触れる。翠くんの手は今日も変わらず、ひんやりと冷たい。
だけど、その手の冷たさとは対照的にあたしを見下ろすヘーゼル色の瞳は熱っぽくて、あたしはその瞳から逃れるように自分のつま先へと視線を落とした。
それでも、翠くんの猛攻は止まらなかった。
さっきまでは、ぎゅ、と手を軽く握られているだけだったのに白魚のように長くしなやかな指があたしの指を絡め取って、恋人繋ぎになる。
びく、と肩が揺れた。
心臓の鼓動がうるさい。
「羽依さん。俺のこと、結構意識してるでしょ」
「…うん。してる、かも、」
「可愛い」
「っ、翠くん、あたしのことからかってるよね」
