俺の女






「「まぁ〜えーけど。お前らが敬語じゃ気持ち悪ぃーし(笑)」」

「なんやそれぇ(笑)」





ジュースを飲みながら、武田さんに笑いかける匠。


そこへ、片瀬さんも入ってきた。




「「はははッ(笑)あッ…片瀬さん!」」





話していた武田さんと岡田さんが、立ち上がって片瀬さんに向き直る。





「「おはよぅ。」」

「「「おはようございます。」」」






2人が頭を下げる中、軽々しい挨拶を向ける愁洩。





「おっーす片瀬!」

「「お前…せめて片瀬さんには敬語使えよ(笑)」」


「えぇー?!片瀬に?!」

「そっちのほーがキモいわ(笑)」





岡田さんが苦笑いを浮かべると、竣と燵弥が気持ち悪そーな顔をしながら、片瀬さんを見た。





「「ガタガタゆーてんとさっさと仕事にかかれ!今日は荷物が多いからな。さっさとせんと帰れへんぞ!」」


「マジかよ!だりぃー」

「「ごちゃごちゃ言うな!ほれ!」」




だるそうに頭を抱えた愁洩に、ドサッと荷物を手渡す。


愁洩は横目でそれを見て、一度ため息をついて、それを受け取った。





「わーったよ…」