一週間はあっという間に過ぎた。その間はずっと夜にアルバート様と話して、レティシア様に睨まれるということを繰り返していた。レティシア様は睨んでくるだけで、エドワード様が言っていたようなことはなかった。治癒行為だからムカつくけど許してくれていたのだろうか。
次の遠征地は魔王のいる城だった。ドラゴン退治は軍同士の連携を深める訓練だったそうだ。
魔王退治でもアルバート様は大活躍だったそうだ。私は後方で負傷した兵士の治癒を必死にやった。
こうして魔王は討ち払われ、世界に平和が戻った。まだ魔物は蔓延っているが、私たちは王国へと一時帰還することが許された。
行軍中、私は前世の栄養ドリンクに似たポーションを生み出した。連戦続きで疲れている兵士の助けになりたかったのだ。それはあっという間に広まり、アルバート様も飲むようになった。
栄養ドリンクを渡すという口実で再び始まった逢瀬は王国に戻ってからも続いていた。
