「…雫玖は?」 「もちろん来るよ!」 「おー、じゃあ行くわ」 「はぁ?何?雫玖来なかったら行かないわけ?」 「うん」 「さいってー」 「そりゃどうも」 あの日以来、なんだかんだ仲直りをした俺らは以前のような関係に戻った。 本当に気にする事はないから、と雫玖に説得され渋々俺も了承した。 以前と変わらず話す俺らを海は何も聞かずに笑ってその輪に入る。 友達以上、家族のような存在なのだ。