次の日の朝、美咲は自分の教室へ、無事に両足を踏み入れた。
「よし!うまくいった!」と、小さくガッツポーズ!
昨日の放課後の保健室を最後に、晴斗とは一度も顔をあわせていない。
家では徹底的に避ける事に専念したからだ。
晴斗は部活で元々帰りが遅いので、美咲は夕飯を母親と先に食べてしまうし、この間のように、脱衣室の前で鉢合わせにならないよう、風呂もなるべく早めに終えて、自室へ駆け込み鍵をしめた。
朝は、晴斗は朝練があるので、玄関のドアが閉まるのを確認してから、朝食を食べにおりればいい。
「完っ璧!これだけ生活スタイルが違えば、一ヶ月なんてきっとすぐだよね。好きになる、ならないどころか、ずっと顔を合わさずに済むかも!」
勝利を確信し、「勝った!」と、頬がニヤリと緩む。

