な、な、な、何で晴斗がいるんだっけ!!?
大切な物を守るような晴斗の腕に囲われていた美咲は、小さなパニックになりながらも昨夜の出来事を懸命に思い出す。
確か、昨日…
部室に閉じ込められて、雷で停電して、晴斗が駆けつけてくれたんだよね。
それから、うちに帰ってきて…
晴斗の髪を乾かしてる時に、好きって言われて、たくさん、キスされて……
最後は、私が一緒に眠りたいって言った?
う、嘘だ、嘘だ、絶対嘘っ!!
何かの間違いだよ!
私が、よりにもよって晴斗に、そんな恋人みたいな事をお願いをする!?
けれど、美咲の頭には鮮明に、昨夜の出来事が蘇っている。
そして今、目の前には間違いなく、美咲のベッドで眠っている晴斗の姿が……
「………………」
カーテンが開かれたままの窓からは、眩しい朝日が差し込んできていて、ようやく少し冷静になれた美咲は、晴斗の寝顔を改めて見つめた。

