どうやら今日は、充電十分の携帯電話と、たくさんのバッテリーも投下されるらしい。


それらを今まで投下しなかったのは、発想の貧困さからなのか、それとももっと悪意がこもった理由であるのか、亜季にはわからなかった。

しかしそんな人間の腐臭が漂いそうな思いを差し引いても、亜季の心は弾まずにはいられなかった。


特効薬が見つかった今、テツオとあのホームで会える。