付き合ってから2ヶ月がたった
その2ヶ月は毎日が幸せで日常が充実していた

「美愛〜一緒に帰ろ!」
自分の教室で友達と話していたらそんな声が聞こえてきた
「ちょっと待って〜」
友達と別れて、帰る準備をする
「よしっ、
ごめん行こ」
「うん」
いつものように2人並んで帰る
その度に「美少女だね〜」など「かっこいい〜」など色々噂をされている
まだまだ全然慣れません
「あっそうだ」
話を持ちかけた瀬那
「今日俺の家で勉強しない?」
……べ、勉強?
正直勉強より運動が好きな私
「いいよ、でも勉強具合に引かないでね…」
「ははっ!おもろ
大丈夫、俺も嫌いだから」
そう言ってカバーしてくれた瀬那
そういうところが好きなんだよな、
「苦手そうだね」
「どういう意味?!」
「んー?」
何気ない会話をする
そんな日常が好きなんだ
一生続きますように
そんなことを願いながら瀬那の家に行く

「……え?」
瀬那の家につき勉強して早1時間
中間テストも近いため集中していたはず…
だけどとうとうわからなくなってしまった
瀬那を見ると数学をやっているところだった
迷っていると、瀬那が気づいてくれた様で、
「どうした?」
と、声を掛けてくれた
「ここがわからなくて」
正直に言うと丁寧に教えてくれる瀬那
「ここは、 Xをかけて……」
瀬那は教えるのが上手みたい
すぐにわかる
先生だと分からないところがすらすらと解けていく
「天才」
「だよね、俺って結構天才…」
自慢げに言う瀬那に笑ってしまう
何か反論したくて
「自分で言うな」
と言うと、首を傾げた瀬那
「………あれ?
褒めてくれたんじゃないの?」
「褒めてない…」
そんなこんなで勉強が終わった
中間テスト、頑張れそう!
そう思ったのであった