「優くん」
結羽は正座に座り直した。
「いっぱい甘えてもいいよ、私がずっと優くんを癒します!」
結羽は両手を広げた。
「お願いします」
優は結羽の懐に入りハグをしてもらった。
ぎゅーっと力いっぱい結羽は抱きしめるから優は胸に挟まれた状態でギブギブと腕を叩いた。
そして結羽からキスをして優をあらためて抱きしめた。
「結羽ちゃん、我慢できないよ、こんなの…」
「うん…」
「嫌だったら言ってね」
優はTシャツの中に手を入れて服を脱がせていった。
「結羽ちゃん、柔らかい」
パチンとブラのホックを外すと大きな胸が現れた。
「結羽ちゃんの胸大きくて柔らかい」
「恥ずかしいよ…んっ、」
「可愛いよ、大好き」
優の我慢は限界だった。
優くんはたくさん可愛いと言ってくれて私を触る手はとても優しくて大丈夫?と何度も聞いてくれた。
ソファベッドにしてくれて横になり抱きしめてくれてすぐにじゃなくリラックスできる会話もしながらゆっくりと優くんと繋がる事が出来た。
テーブルのつまみとお酒も呑みながらしばらくするとまた繋がりをくり返して夜が更けていく……
前日からの呑んでいたお酒と食べかけだったつまみがテーブルの上に朝まで置いてある。
それほど夢中だった。
「うーん、結羽ちゃん、幸せ…」
優は結羽の頭を撫でながら朝を迎えていた。
春になり優のマンションに引っ越すことにした。
居心地が良かった結羽のコーポはやはり狭いということで結羽の事を好きになるきっかけとなった居心地の良さは忘れずこれからはこのマンションを居心地のいい場所にしていこうと優は内装も明るいものに変えた。
会社の立ち上げの前に両親は顔合わせをすることができたが優の仕事が忙しくなりバタバタしていて予定より1年後にやっと仕事も軌道に乗ってきて籍を入れることになった。
やよい保育園の職員室で結羽は退職届を園長先生に渡していた。
「辞めるのね、結羽先生、寂しくなります」
「園長先生、私、上甲結羽になるんです!」
「まあ!」
「そして新しい命も…」
結羽はお腹を押さえた。
「あらあら、おめでとう」
「ありがとうございます、あと一ヶ月、頑張ります(笑)」
そして退職の日、優くんが迎えに来てくれた。
園長先生や他の先生方に久しぶりに会い、優も挨拶をした。
最後に結羽は花束をもらって2人でやよい保育園の門を出たのだった。
END



