氷河ちゃんは面倒くさがり

「ねぇ兎亜?」

「何ー?咲紀ちゃん」

「結局どれが決勝戦?まで残ったの?」


生徒会室から戻って兎亜に尋ねる。既に予選は終わっているらしく、後は決勝戦?というか優勝を決める戦いだけだ。


バスケは勝ったから残ってるとして、運が悪ければバスケしか残ってなかったりするのかな?



「テニスとバスケだよ。テニスは蝶月先輩達も出るんでしょ?頑張ってね!」


テニスとバスケ。バスケだけじゃないのはよかった。流石に2連続バスケは飽きるし面倒。

テニス、って多分恋華先輩達と戦うんだよね?

まぁ先輩達が3年生に負ける可能性もあるけど‥。なんか勝つ気がする。


「頑張る。次何の試合?」

「咲紀ちゃん少しは予定表見るって事覚えようよ‥。あ、次は月宮先輩達3年生と2年生のバスケの決勝戦だよ!1年生は特別に最終決戦までいられる、ってルールだよ」


月宮先輩達か‥。興味ないな。寝ようかな。

あ、でも、天音先輩はきっと兎亜に応援されたらやる気が出るはず。


敵に塩は送りたくないけど、流石にあそこまで相手にされてないとこっちが不憫に思えてくるし‥。